アルバイトで学んだ礼儀作法

hitopan

ひとみ店長:ひとぱんラジオということで、今回も放送していきたいと思います。よろしくお願いします。

ジャム兄:よろしくお願いします。最近はひとぱんにも新しくスタッフの方が入ってくれて、ちょっと盛り上がっておりますね。

ひとみ店長:そうですね。前回動画で紹介したバタ美ちゃん含め、女子大生の方がまた一人増えるということで、平均年齢を押し下げてくれています。曽谷の町に若いパワーをもらえるスポットができたということで、パンが好きな方も、若いパワーが欲しいという方も、ぜひひとぱん工房に来ていただいて、さらに元気になっていただければと思います。

ジャム兄:新しいスタッフの人は、パン屋さんで働きたいとか、パンを作りたいという希望で入ってきた方が多いのかな?

ひとみ店長:そうですね。一応、そこを採用基準にはしているんですけれども、未経験でもいいんです。未経験でも、パン屋さんで働いたことがない方でも、パンを作りたいっていう希望があれば雇っていますよ。
女子大生なんでね、そもそもまだ社会経験も全然ない中で、早い子は10代、20代は、今後の人生に向けていろんなことを経験して、判断材料にしていくっていうとても貴重な体験する時間だと思ってるんですね。
チートタイムと言いますか、体力もあるし、寝なくても食べなくても体にガタが来にくい。
無理しちゃいけないんですけど、無理してでも乗り越えられちゃうパワーが若さにはあると思うんですね。
ひとみ店長も20代とか、やりたいと思ったことをやったり、興味がちょっとでもあるって思ったことに飛び込んでいった経験というのは、今、とってもいい経験になってるなって思うので。

ジャム兄:ひとみ店長は20代の頃は、どんな経験を自分からしていこうと思ってやったんですか?

ひとみ店長:20代前半にパン屋さんをやりたい、パンカフェやりたいなと思って。
パン屋さんだけでなくカフェにも勤めてみたり、ドリンクを作る能力を身につけたり。
カフェラテとかカフェモカとかアメリカーノとかね。
そういうものとかも、やっぱり中を知っているか知らないかでは結構大きな違いがあって。お客様視点だけじゃなくてね、経験を積んだりとか。
あとはやっぱりお料理も最初はフレンチだったんですけども、改めてちょっとお料理をパンに活かされたり、もしかしたらカフェが軽食を出すかもしれないとか、そういうことも加味してレストランで働いてお料理も作ったりしました。
それも今すごくいい経験だったなと思っていますね。

ジャム兄:20代前半って、仕事経験とか社会経験がない中で何をやろうかなって選ぶわけじゃないですか。
自分の過去の経験から選ぶわけじゃなくて、全くもって興味関心があるものを選んでいったのですか?

ひとみ店長:アルバイトは正直、来た話を受けたみたいな流れがあって、スーパーのキャッシャーに憧れてスーパーのキャッシャーのバイトをしたわけではないんです。
学校帰りにすぐ行けるので、接客という経験を積むには良い機会でしたね。
今の飲食とか接客に通じてる最初のきっかけになったのがそこかもしれないですね。
そこからお料理を提供するアルバイトに移りました。
これもまた自分でやりたいと思ったというよりかは、人がいなくて困ってるって話を友達の友達で聞いてやり始めたんです。
でも、やってみると楽しかったというか、運が良かったのか、私の性格で、中途半端が嫌いで、やるってなったら全力でやるという性格なので、面白さを見つけやすかったのかもしれないんです。

ジャム兄:そういった経験が今も活かされてるんですね。

ひとみ店長:そうですね。全然関係ないけど、20代とかは隙間バイトみたいな感じで、正社員を辞めた後、コールセンターのバイトもしてました。
コールセンターっていうのは、ご案内窓口みたいな仕事だったんです。

ジャム兄:ひとみ店長コールセンターのバイトもやってたんだ?

ひとみ店長:やりました。お金貯めたいなっていうのもあって、やってみたいというよりかは、結構時給が良かったんです。
クレームとか受けるので精神的にきついっていうのもあるのか、時給が高いんです。
3時間から行けたり、フレキシブルな対応ができるので、その分、ご案内するものをちゃんと勉強したりしてました。
言葉遣いは、ここで学びましたね。
接客用語や丁寧語、謙譲語、尊敬語…文法は難しいです。

ジャム兄:「とんでもございません」とかはダメで、「とんでもないことでございます」が正解ってことですよね?笑

ひとみ店長:そうなんです。正しいことを知っておくのはすごく勉強になりました。
今でもお客様から電話いただくんですが、その時に「もしもし」とか言うんじゃなくて、「お電話ありがとうございます、ひとぱん工房です」って言えるのとでは、お店の印象が全然違うんです。

ジャム兄:確かに、そういうコールセンターの言葉遣いを学ばずにそのままお店を開業したりすると、「はい、もしもし」とか言ってしまうかもしれないですね。

ひとみ店長:「もしもし」は普通に誰にでも言える言葉だと思ってました。
お客様に対して「もしもし」は絶対使っちゃダメと言われて、呼びかけ続けるんです。
「お客様?お客様?聞こえますでしょうか?」と。

ジャム兄:そういったコールセンターの経験が今も活かされてるんですね。

ひとみ店長:活かされてますね。

ジャム兄:僕も、学生時代は百貨店でアルバイトしていたんですが、百貨店でも年に2回ぐらい、アルバイトでも百貨店の講習があるんですよ。
百貨店の礼儀作法を教えるマネージャーがいて、その講習を必ず半日受けなくちゃいけないんです。
例えば、立っているときに手の置き場に困る時があるんですが、百貨店では手を前で組まなくちゃいけない。
常に意識してますよ、お客様のことって感じの。
手の組み方もあって、左手が上にならなくちゃいけないんです。
右手は利き手の人が多いので、攻撃性がありますよっていうことを押さえるために、左手を上にするんです。(諸説あり)

ひとみ店長:マナー講師の方とか、本当にそういう世界では思いやりが込められて、丁寧に見えることにもちゃんと考えられていますね。
百貨店はブランドを守るためにも徹底しているんですね。

ジャム兄:はい、それもまたいい経験になりましたね。
お陰で誰かを見たときに、この人はちゃんとマナーを知って接客してるなとか、そうじゃないんだなとか分かりますね。

ひとみ店長:接客業は誇り高い仕事で、今後その価値がどんどん上がっていく気がします。

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国産小麦100%のパン屋
国産小麦100%にこだわり、熊本と北海道から厳選した小麦を使用する「ひとぱん工房」は、毎週土曜と日曜日のみオープンする手作りパンのお店です。東京や大阪の有名店で10年以上修行を積んだ女性店長が、香り高い素材を引き立てるこだわりの製法で丁寧に焼き上げています。砂糖はミネラル豊富な鹿児島県産の粗糖、塩には沖縄県産のシママースを使用し、素材の旨みを最大限に引き出したパンをお届けします。小麦の豊かな風味とふんわりとした食感が特徴で、どれも素材本来の味わいを存分に感じられると思います。
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