サンドイッチの値段が高いのはなぜ?
パン屋さんに質問ということで、ひとぱん工房のひとみ店長が答えていきます。
サンドイッチの値段が高いのはなぜ?
サンドイッチって、結構値段高いですが何でですか?という質問です。
サンドイッチですか。高いですよね(苦笑)
ひとぱん工房で、一番高いサンドイッチで1つ432円ですね。
質問への答えとしては、サンドイッチは手間がかかるので値段が高くなりやすいです。
普通のパンであれば、焼いて、陳列!ですけど、サンドイッチは焼けたパンにさらに手を加えていくんですね。
2段階の手間がかかることになります。
衛生面も気をつけなきゃいけない、具がいろいろ重なるので見栄えをよくしなきゃいけない…など。
ちょっと神経使う作業ではあります。
野菜の買い付け価格が不安定だったりすると、原価に幅がでてくるので高く設定することにもなります。
安く買える時もあるのですが、野菜の価格は読めないことですからね。
挟むだけではなく、例えば「たまごサラダコッペ」の場合は、
卵を茹でて。
卵サラダを作る手間があったり。
照り焼きチキンを仕込んだり。
キャロットラペを仕込んだり。
…と、準備が8割なところがあります。
そのような諸々を含めると、やはりどうしても全体的に高くなっちゃうのかなと思います。
同じような食材を使っているピザパンでは、先に具材のせて焼くだけなので、サンドイッチより販売価格が安くなります。
手間のかかり方が全然違ってことですね。
そうですね!
トマトソース仕込むなどがありますけど、当日の手間は全然違います。
あとは、サンドイッチは包材もおしゃれだったり、見栄えいいもの使ったりしないと売れなくなってしまうので、包材代もかかりますね。
三角サンドの袋とかはピンキリではありますが、プラケースのような頑丈な包材は良い値段するんですよね。(泣)
これは個人店規模の話ですが、コンビニやスーパーに並ぶサンドイッチもまぁまぁ良い値段したりしますよね。
そうですね、重なる理由もあると思いますが、そもそもそういう大量生産のサンドイッチって、機械で作ってるのか、人の手でやってるのか謎です。
勝手なイメージですが、カットされた具を乗せるのは人手、カットと袋つめは機械な感じがします。
もしそうだとしたら、人件費こそ最大の原価ですので、やっぱり高くなりがちですね。
以前、断面はいろいろ具が見えるのに中にはほとんど入っていない、という詐欺的なサンドイッチが炎上していました。
中身スカスカとは、、それは悲しいですね。
原価の数字を果てしなく追いかけた結果、そういった詐欺的商品が生まれてしまうんでしょうね。
サンドイッチは、個人店のパン屋さんで買うのが断然お得でおすすめです!!