ライ麦100%のパン「ルブロ」が完成した!
ジャム兄:
みなさんこんにちは。100%国産小麦を愛する「ひとぱん工房」のひとみ店長と、ジャム兄です。
よろしくお願いします! ということで、今日は「ロブロ」「ルブロ」どっちでも大丈夫ですが、試作2回目を作られたということで。
ひとみ店長:
前より完成度が高くなりましたね。
ルブロというのは、ライ麦粉を100%使用したパンということですね。
サワー種、あれから種ちゃんをずっと継ぎ入れてるんですけど、やっぱり継げば継ぐほど元気になるというか、安定するというか、活発な感じがします。
ルブロを作る前日に起こすんですよね。
餌を与えるっていう感じですね。眠っている状態が、餌がなくなっている状態というか。
蓋を開けたら「酸っぱ」っといった匂いがするんですよ。
悪い匂いじゃなくて、酸の匂い。ヨーグルトみたいな発酵してる匂いですね。
餌を与えるといっても、ほとんど粉と水なんですけど、それを与えると翌日、4倍ぐらいに種が膨れ上がって、「ウォー!」みたいな。
もう生地が元気いっぱいになるんです。
ジャム兄:
「ウォー!」って感じね(笑)。
ひとみ店長:
そうなんです(笑)。
生地として作って焼けばしっかり膨らむようになる。
あとはもう活動開始って感じですかね。
生地の方が明らかに粉と水が多いので、美味しさがいっぱい詰まってるわけですよ。
ピークの時に焼くとしっかり膨らんで、イーストや普通のパンと同じで、しっかり発酵した状態で焼くんです。
ジャム兄:
元気で菌が大活動って感じですね!
ひとみ店長:
そうそう。
サワー種が前よりも活発になったので、立ち上がる力が強い。
でもコンベクションオーブンで焼く時、表面が乾燥しちゃうと立ち上がらないかなと思って、蓋をして蒸し焼きにしてみたんです。
なので、さらにちょっと膨らんだ感じです。
ジャム兄:
前回は焼いて翌日に食べたんだけど、全然美味しくなかったんですよね(笑)。
今回はこれを焼いてから何日経ったんですか?
ひとみ店長:
9日目です。
焼いてから9日経ったルブロですね。だいぶ熟成してますよ。
ジャム兄:
(実際に食べてみて)どうですか?
ひとみ店長:
全然違う。
美味しい! 旨味が爆発してる!
ジャム兄:
おお、なんだこれ!? うまっ!
ひとみ店長が秋葉原の勉強会で貰ってきた(教科書どおりの)ライ麦パンに似てるね。
ひとみ店長:
そう! そんな感じの味だね。
ちょっと糖度と塩分も上げて作ってますね。でも素朴で、しっかりまとまっている味。
ジャム兄:
うん、美味しい! もうこれ、止まらないね。
なんかナッツとか木の実を食べている感覚になる。材料そのものの美味しさが伝わる。
ひとみ店長:
これ、何日経っても美味しいかも。
発酵食品と合うって言われたのが今わかる気がしますね。
味噌、里芋の煮物を乗せても美味しいし、当然、チーズやハム、バターとも合いますね。
ジャム兄:
これ、本当に出せるレベルだね。作ってから9日間もつっていうのもすごい。
ひとみ店長:
前回はラップで包んで保管してたんですけど、暖房の影響もあってカビが少し出ちゃったんですよね。
でも、今回はガス袋にシーラーをかけて涼しい場所で保管してました。
焼き立てを提供するパンじゃなくて、冷めた後にシーラーで保管して、1週間後ぐらいが美味しいよっていうパンですね。
ジャム兄:
異文化の美味しさに触れたって感じだね。
北欧の伝統的なパンだから、寒いところで長時間保管できるんでしょうね。でも本当に美味しい。
ひとみ店長:
そうですね。焼き立てが一番美味しいっていう概念を覆すパンです。
寝かせることで旨味が増していくんですね。
ジャム兄:
このロブロ、皆さんにも食べてもらって感動を伝えたいね。
ひとみ店長:
はい、試食コーナーを設けて皆さんに味わってもらえたらいいなと思います。
来年からは店内にも並べられるかなと思いますので、楽しみにしていてください!
ジャム兄:
おお、ちょうど今日、ハムがあるんですよね?
ひとみ店長:
そう! たまたまピスタチオ入りのモルタデッラとチェダーチーズがあったので合わせてみました。
ジャム兄:
どうですか?
ひとみ店長:
飛ぶ! 塩味が加わって、うまさ100倍です!
ジャム兄:
飛ぶ!? そんなに(笑)?
ひとみ店長:
中学生の時は素朴だった子が、高校で突然赤抜けてデビューした感じ(笑)。
ジャム兄:
わかるわかる(笑)。ポテンシャルがしっかりあったんだね。
ひとみ店長:
そういうことですね(笑)。
ジャム兄:
はい、ということでこちらのルブロ、ライ麦シリーズ、ぜひ楽しみにお待ちください!
ひとみ店長:
はい、ありがとうございました!