パン屋経営で一番お金がかかるところはどこ?
パン屋さんを開業するときの注意点
パン屋さんをオープンするときに不安なこととしては、
お店をオープンした時、来てくださるお客さんの人数が分からなかったことです。
なので、私は小規模に始めました。
これは前回も話したことですが、小規模に始めることが一番安全ですね。

パン屋経営で一番お金がかかるところ
経営をしていて、お金がかかる場所っていうのはどこですか?
一番お金がかかるところが人権費ですね。
あとは、場所によっては駅近とかで物件の賃料が高い場所だったら、もしかしたら賃料かも知れないですが。
(ひとぱん工房は駅から遠い場所なので、賃料より人件費のほうが掛かりますね。)
まとめると、一番お金がかかるところは固定費ですね。
あとは、高熱費もどんどん上がっているので毎月高くなっております。涙
あと、材料費も…。
毎週「何かしらの材料費が上がります」って仲卸業者さんから言われて、
「バーッ!」って、爆発そうになる。笑
っていうのを抑えてね。建前は「はい、わかりましたー」って言ってるんですけど。笑
材料費も値上がりがすごいんですよね。
そのような時期なので、今の時期にお店をオープンされる方は、値上がりも踏まえて慎重にオープンされることをオススメしておきます。
値上がりの時期にオープンする方は、もしかしたらオープンした時よりも半年で原価が上がってしまう可能性があるので。
輸入品のチーズやオリーブの値上がりが止まらない
業務用商品が家庭用商品より先に値上がる流れなんですかね。
業務用はどんどん上がっているので、
一般のスーパーでお買い物されている人も「最近値段が高くなってきたわね~」と気づいている人も多いと思いますが。
パン作りの手間は変わっていないのですが、物の値段と高熱費が上がっているので、
パンの販売価格を上げざるを得ないんですよね。
原材料費が下がるのもいつになるか分からないので、ジレンマですね。
前も話したかもしれないですけど、菓子パンや惣菜パンは輸入品に頼ってるところが大きくて厳しいのですよね。
みんな結構好きなんですよ。チーズとか オリーブとか。
確かに国産じゃないね。
そう国産じゃないんですよ。そのような具材の値上がりが激しくて…。
「もう、コントロールできいまへん!」ってなってるんですよね。笑
円安ですしね。
スーパーやコンビニのパンに価格では勝てない
国産小麦も上がってるんですけど、手に入らなくなるっていうことはないかな。
国産なんで、日本の国内で製造されているわけだから。
ただ値上がりが続いて、例えばもう販売価格がおかしくなった時にお店として続けていけるのかなっていう不安はちょっとあるんですけどね。
パンは、結構「贅沢品」にあたると思います。
個人パン屋さんのパンよりも、もっと安いパンも世の中にはあるじゃないですか。
スーパーとかコンビニ売られているようなパンですね。
本当に家計のことを考える主婦の方とかが「できるだけ食費を削ろう」と思って、
それでもパンを食べたかったら、スーパーの特売のパンとかを買うと思うのですよ。
(美味しさが全然違うとは思うのですが)
パン屋さんのパンとなると、贅沢品になると思うのですよ。
そうなると、このリッチで美味しいパンでどこまでいけるかな?っていう心配も経営してる者としてはありますね。
なるほど。
まず家計の中で削られやすいポジションにあたりますね。
そうですね。
もちろん、中にはひとぱん工房のパンを好んで毎週買ってくださる方もいらっしゃるのですけど、
世の中全体から見たら「毎週個人店のパンを買うなんて贅沢だわ!」っていう風調のほうが多いと思います。
なので、材料が手に入るうちは、販売価格はできる限り今のままでいきたいなと思っているんです。
これから、パン屋をやる方は色々原価や価格を含めてお店のオープンを考えてみると良いと思います。
開業前のモチベーションには注意
オープン前はどうしても強気になっちゃうよね。
自分が作りたいのはこれだ、これで絶対成功する!これだけ修行積んできたんだから大丈夫!みたいな。
開業あるあるですね。
ポジティブな事は、それがバネになり原動力となるので、大切だとは思います。
でも何が起こるかは誰にもわからないわけで…
例えば突然近くにスーパーとかできたりすると、どんどんパンの価格を下げてきたりして、
そんな中で戦わなくちゃいけないとかになると、難しかったりもしますね。
パンを作る技術と経営の技術は別物
大手競合と近隣で戦うことはかなり厳しいので、避けていく必要はあるなと思います。
そこ難しいよね。
パンを作れる技術と経営する技術ってまた別じゃないですか。
本当にソレですね。
パン屋さんで修行した人は、パンを作る技術は長けてるけど経営するとか、
人をマネジメントしていくっていう技術は全然別だから、
そこがオールマイティにできるかできないかは、お店の売り上げに大きく関わってくると思います。
その通りですね。
パン屋さんの経営は体力勝負
まぁ人は雇わないってなれば、人材マネジメントは必要ないかもですけど、
パン屋さんって何が大変かってやっぱり仕込みが大変なので、仕込む手がいるんですよね。
土日の2日間を営業するために、2日間ぐらい準備(仕込み)に当てています。
2日間も、仕込んでいるんですか?
はい、こねてないといけないものとか、切ってないといけないものとか、とにかく結構下準備が多くて…(汗)
それを含めて1人でやろうとすると、どう見積もっても労働時間めちゃくちゃ長くなるっていう(笑)
パン1つの値段って結構安いので、利益を出すために工夫が必要と思います。
作ったパンが全部完売したら、原価計算間違ってなかったらもちろん黒字になりますが。
パン屋さんの見えない部分を考えると「儲けやすい仕事」ではないと思います。
お客さんの立場で言うと、俺もパン屋さん知らなかった時は
パンなんて2、3時間あれば簡単にできるのかな?と思ってたけど、そういうわけじゃないんだね。
今回はちょっと厳しい話になっちゃいましたけど、食べることは社会にとっては絶対重要なことなので、
飲食に関わっている方々、農業や食を成り合いにしている人を本当に国はしっかり守らないといけないと思います。
そうじゃないと、日本という国が脆弱になると思うので、私たちも頑張っていきましょう!