カレーパングランプリに出場しない理由
先日、カレーパングランプリの説明会に参加しました。
説明会に参加して、運営の方からのカレーパングランプリの詳細を聞いて概要は理解しました。
そのうえで、ひとぱん工房が出した結論としては、「カレーパングランプリには参加しない」ということにしました。
それはなぜですか?
参加するならば、優勝を目指すのは当たり前です。
本当に美味しいカレーパンを決める大会に参加する意気込みでした。
ただ、内容を聞く限り「これは絶対優勝できない」って思ったんです。
カレーパングランプリの仕組み
理由としては、最終選考の専門家による味の審査に入る前に、一般投票が行われるのです。
その一般投票はインターネット投票になるので、より知名度が高いお店や写真映えするカレーパンが有利になる仕組みだと思いました。
極端に言えば、一般投票はカレーパンを食べなくても、お店の名前や写真だけで投票できてしまうのです。
さらに、カレーパングランプリを主催している「一般社団法人日本カレーパン協会」が一般で募集している有料会員(カレーパンタジスタ)のアカウントを持っている人は、一票が5ポイントになるのです。
ちなみに、カレーパンタジスタ会員じゃない人は、一票が1ポイントです。
5倍の差があるのです。
なので、一般投票を有利に通過するためには、有料会員のカレーパンタジスタの方にたくさん投票してもらうこと(もしくは、自分たちでカレーパンタジスタ会員になる)が決め手になります。
他には、店頭やSNSなどで「当店のカレーパンに一票お願いします」というふうに働きかけること。
カレーパンタジスタ会員でなくても、フォロワーが多いお店は、「味はわかんないけど投票するよ」って感じで一票を入れてくれる戦略もあると思います。
つまり、SNSなどのフォロワーの母数が大きければ大きいほど投票が入りやすいです。
なので、説明会を聞いた限りでは、カレーパングランプリは個人店の美味しいカレーパンを決めるというよりかは、チェーン店とか沢山店舗があるお店が勝ち上がりやすいな。と個人的に思いました。
選挙と本当に一緒だね。
知名度がある人に票が集まるみたいな。
本当に美味しいカレーパンを知りたい
もちろん、中には実際に店舗に足を運んでカレーパンを食べて、「美味しかったので投票します」というお客様もいるとは思いますが。
カレーパンを食べなくても投票できてしまう仕組みに、違和感を感じてしまいました。
これは想像だけども、大きなお店は店舗のスタッフみんなにカレーパンタジスタのアカウントを作ってもらって、投票したら強そうだよね。
私も説明会を聞くまでは、「本当に美味しいカレーパンはどれか決めよう!」みたいな大会かと思ったんですよ。
カレーパンの専門家とか、カレーに詳しい人、パンが好きな人などなど、1店舗ずつカレーパンを食べ比べて、最終的に優勝を決めるみたいなイメージでいました。
でも、蓋を開けてみたら違っていて、カレーパンを食べなくても、一次審査は数によって通過してしまう仕組みです。
美味しいカレーパンを作ることととは別に、既に人気店になって知名度を上げること、SNSのフォロワーをたくさん獲得していることも、上位を狙うのには重要なことのようです。
カレーパングランプリのホームページで参加店一覧みたいな感じで店舗紹介をしてもらえるので、店舗側の参加費は宣伝広告費ということで優勝できなくても、カレーパン好きな方への宣伝となり、毎年参加すれば知名度も上がっていくかもしれませんが・・・参加費も結構高いんですよね。
参加するのにもお金がかかるの!?
そうなんですよ。
個人店のパン屋さんにとっては、大きいと感じる額でした。
なので、私はカレーパングランプリに参加することよりも、職人気質な凝り固まった考え方かもしれないのですが、もっと日々作るパンのクオリティを上げることに注力しようと思います。
でも説明会に参加して、内容が知れて良かったよね。
ひとぱん工房がミッションとするようなパン作りから外れてるなと思ったら、やらなければいいだけだし。
ひとぱん工房がカレーパン専門店だったら、参加してもよかったかなとも思うのですが。
優勝しなくても、スポンサー賞とかもえられば箔がつくし。
そうですね、今のひとぱん工房は、そこに投資する時期じゃないかなって思いました。
それよりも今は、お店に来てくださるお客様に美味しいパンを食べてもらうことに注力した方がいいもんね。
だって、私たちの目標は、お客様に国産小麦を楽しんでもらうことだから。
これからもひとぱん工房は、お客様に喜んでいただけるパン作りに励んで参ります。皆様、これからもひとぱん工房をどうぞよろしくお願いいたします。