パンが売れるとき、売れないとき

パン陳列風景
hitopan

パン屋さんに4店舗修行をして、パンが売れやすい時期、売れにくい時期がほぼ一致していることに気がつきました。たった4店舗なので、確実ではないですが、特殊な立地でない限り、だいたい当てはまるのではないでしょうか。ぜひご参考ください( ´∀`)

パン屋さんの繁忙期

パンは、毎日食べる方もいるので、1年の中に売れたり売れなかったり、なんてあるの?と思われがちですが、私の経験上は、かなりあります。

1年で1番来客が多くなるのが、春と秋。気候が良くて、人が外へ活発に出たり、街を散策したり、公園歩いてみたり、何かと外へ繰り出す人が増える時期です。

特に秋は、パンのラインナップが増えるパン屋さんが多く、お客様も思わずあれもこれもと手を伸ばしやすい(食欲の秋🍁)ので、客単価もすごく上がります。

パン屋さんに限らずかもしれませんが、秋から春までが、安定してお客様が来店される期間になります。

寒いと、外に出る人は確かに減るとは思いますが、なぜだかパンはよ〜く売れます。(・∀・)!ヤイテモヤイテモ…ナクナル!

そしてここ数年、クリスマスの時期に食べるシュトーレンという比較的値段の高い商品の知名度が上がり、去年は出してないパン屋さんがないんじゃないかと思うくらい、あちこちで販売されていました。

来客数は大きく変化はないものの、12月の売上は、シュトーレンを出している店舗は、大きく伸びることになるでしょう。

パン屋さんの閑散期は夏

ほかほかのクリームパン、熱々のカレーパン。小麦の香りに、バターの甘い匂い。。

こういうのを期待して行くのが街のパン屋さん♪

ただこれらを暑い日に食べたい!という人は・・・少ないと感じます。いないわけではないです、年中パン大好きさんももちろんいますが^^

夏は、修行したどの店舗のパン屋さんも、売れ残りが出るため生産量を落とすことをしました。

他の考えうる要因としては、街のパン屋さんは、あまり駅ナカとか駅のすぐそばにはありません。

よ〜く見るヤマザキ系列のパン屋さん(ヴィ・ド・フランスなど)のような大手企業や、ミニワン(ドンク)やピーターパンなどのリテイルベーカリーだけど資本金の大きなパン屋さんは、複合施設や駅ナカ、コンビニなどに販売拠点があり、買いやすいです。

でも街のパン屋さん(個人店)は近くても駅から徒歩5分圏内、遠ければ徒歩15分、バスに乗る、車でしか行けない、という立地が多いため、

ふらっと寄るものではなく、おやすみの日に家族とだったり、デートだったり、近くに住む人は別として、

雨の日に行くのは億劫だけど、晴れなら是非行きたい。とういうことで、天候にかなり左右されるのだと思います。(雨の日もしかり。雨の日サービスやってるパン屋さんもありますね( ´∀`))

駅から少し離れるパン屋さんでは、1年を通して、波があることは覚悟すべきです。

春の終わりから秋にかけては、パンはあまり売れません。

近年の猛暑も手伝って、買いに来る人は確実に減っています。

なので、夏は、メロンパンにアイスを挟んでみたり、冷菓を出してみたり、パンとは全然関係ないかき氷をだしてみたりして、パンの生産量を落として、カバーする対策をとること。どのパン屋さんでもやっていました。

暑くても雨でも来てもらえるような工夫、、考えないとですね_φ(・_・

\ 国産小麦のパンを全国へ /

ひとぱん工房の冷凍便

オンラインショップでは、店舗でしか味わえなかった手作りパンを「冷凍」でお届けいたします。
冷凍だからこそ、風味を極力逃さずに遠方の方でも焼きたてのような味わいをそのままにお楽しみいただけます。
お好きな時にオーブンやトースターで温めれば、国産小麦が香るふんわり食感をお家で再現可能です。

ABOUT ME
ひとぱん工房
ひとぱん工房
国産小麦100%のパン屋
国産小麦100%にこだわり、熊本と北海道から厳選した小麦を使用する「ひとぱん工房」は、毎週土曜と日曜日のみオープンする手作りパンのお店です。東京や大阪の有名店で10年以上修行を積んだ女性店長が、香り高い素材を引き立てるこだわりの製法で丁寧に焼き上げています。砂糖はミネラル豊富な鹿児島県産の粗糖、塩には沖縄県産のシママースを使用し、素材の旨みを最大限に引き出したパンをお届けします。小麦の豊かな風味とふんわりとした食感が特徴で、どれも素材本来の味わいを存分に感じられると思います。
記事URLをコピーしました