パネトーネパン焼いてみた その2

パネトーネの保存性の高さは、卸業にとってはかなりの強みになる、と確信し、さらなる開発をしています。時間が経ったパンなんて・・・と思われるかもしれないけど、パネトーネの凄さは、時間が立つほどにしっとりと、旨味が強くなる傾向にあり、まさに劣化を気にするパン屋にとっては夢のようなパンかもしれません。
パネトーネ食パン焼いてみた
前回はオーソドックスなパネトーネのレシピで試作をしました。
パネトーネ焼いてみた←詳しくはこちら
オーソドックスといえば、牛乳に卵、バターといった感じ。
でも、このパネトーネをイースト代わりにしてみたらどうなるか、という実験を今回してみました。
レーズンもないので、甘みも弱く、ラムの香りもない。
安定感抜群、焼き色良好、ツヤ良好、香り良し。
立派な食パンが出来上がりました。
しっとりとしていて、味もまぁまぁ。商品化は十分できそうです。
香りは小麦だけでなく、酵母の焼けた香りも大きく影響するので、イーストとはまた違うパンとなりました。
肝心の持ちはどうなったか
で、4日目に食べてみると・・・
この季節なので、まだ腐敗はなかったですが、パサパサになっており、よくスーパーなどで売っている大手メーカーの食パンそっくりの味になっていました。
わかったことは、しっとり熟成してくるのは、卵や牛乳という原材料、そして酒漬けにしたレーズンの影響が強いことです。
シンプルなパンは、どうも保水力が落ちてしまい、いつまでもしっとりとはなりませんでした。いつまでも腐らない、ということ自体すごいことではあるんですが、美味しく食べれないと意味ないな、と思ったり(^_^;)
大手メーカーの何日になっても、ふんわりしっとりしているあの技術は、自然にできるものではありません。とてつもない企業努力かとは思いますが、保水力を高める何かを添加していると私は考えています。
それがいいか悪いかは別として、小麦の美味しさを味わうのは、やはり当日までだな、と実感しました。
パンの工程を大きく外れずに作ったパンは、プロでも素人でも機械でも、焼きたてはすごく美味しい、と思うのです。
ピーターパンの売れる秘訣は、テレビで放送していましたが、焼きたてを提供するチャンスを増やすことにありました。
焼きたての香りに勝てる、日にちの経ったパンなんてありません。水分をまた含ませ(α化)、焼き直すことをしても、最初の焼きたてにはかなわないと思います。
ただ、シンプルなパンは難しいけど、甘くてフルーツが入るような菓子パンなら美味しく食べれる可能性が高いので、今後試作進めていきたいと思います٩( ‘ω’ )و