パンとコーヒーで広がる癒しの時間を楽しもう!銀河コーヒーさんの新店舗で体験する本格焙煎の魅力
要約
銀河コーヒーさんが導入した大型のコーヒー焙煎機を見学しながら、コーヒーの基礎知識や焙煎のポイントを学んだ体験をまとめています。焙煎機の仕組みや豆選びのコツ、実際の焙煎作業での注意点などをお伝えするとともに、パンとの相性や家庭での上手なコーヒー活用法についてもご紹介します。コーヒー好きはもちろん、普段あまりコーヒーを飲まない方でも、その奥深さや香りの魅力を堪能できる内容になっています。
新店舗でお披露目された大型焙煎機
銀河コーヒーさんはネット通販でも話題を呼び、店舗が手狭になったことを機に新しい場所での営業をスタートされました。今回見学させていただいたのは、店内にどーんと構えた大きな焙煎機。まるで工場のような迫力で、初めて見ると驚くほどのスケール感です。
動画の中では店主の方が「フライパンでも煎れるのだけど、大量の豆をフライパンで扱うのは筋肉的にも厳しい」とおっしゃっていました。確かに家庭で数十グラムを手網やフライパンで煎るのは楽しい反面、大量生産には向きません。そこを担うのがこの大型の焙煎機で、一度に10kgほどの生豆を焙煎できるとのこと。10kgのコーヒー豆はおよそ1000杯分に相当し、香りや仕上がりの安定にも大きな役割を果たします。
店内に入ってすぐ目に飛び込んでくる焙煎機は、ドラムが回転しながら下から火を当てる仕組みです。ドラム内部に豆を入れ、加熱しながら回転させることで豆をムラなく火に通していきます。家庭でやる焙煎の「大がかり版」と言えるでしょう。
コーヒー豆はさくらんぼの種!?
動画内でさらっと言及があった「コーヒーチェリー」。コーヒーはもともと植物の果実で、その果肉の中にある種が私たちが見慣れているコーヒー豆です。生の状態では色が白や淡い緑色をしていて、 roasting(焙煎)によって段階的に色や香りが変化します。
この「コーヒーチェリー」の果実は赤く熟するとさくらんぼに似た可愛らしい見た目をしています。実際「さくらんぼ」と呼ばれることもあるほどで、店主さんが「白い豆でしょう?」と見せてくれたのは、この種の部分。焙煎工程では200℃前後まで加熱し、中の水分を飛ばして「ぷっくらぷりぷり」の理想的な焙煎豆に仕上げます。
豆がぷっくらしている理由
焙煎機のドラム内で高温に熱せられた生豆は、水分が蒸発することで内部が膨らみます。さらに熱の作用で糖分や酸味、苦みなどの成分が分解・再構築され、特有の香りやコクが生まれるのです。
店主の方がおっしゃっていた「いい豆はぷっくらと丸みを帯びている」というのは、品質のよい生豆と適切な焙煎工程が合わさった証拠。生豆そのものが健康的で欠点豆が少なく、焙煎中にうまく熱が回った状態だと、表面がふっくらと仕上がります。逆に生豆に欠点が多かったり、焙煎にムラがあるとしわや焦げなどが目立ち、香りもどこか弱くなりがちです。
高級豆「ブルーマウンテン」とは?
動画の中では「ブルーマウンテン」という名前の豆が登場しました。ブルーマウンテンは店主さんいわく「4ランクの中の最上級」であり、マニアに人気だとか。詳細は推測になりますが、一般的にコーヒーは地域や品種によってグレード分けが存在します。例えばブルーマウンテンに代表されるジャマイカ産、ハワイのコナ、あるいはエチオピアの高地産豆など、産地だけでなく精製法や豆の欠点の少なさ、香りの特徴によって上位・下位に振り分けられます。店内では焙煎直後の鮮やかな香りが漂い、ふわっと甘いアロマに包まれました。
コーヒーとパンの幸せな組み合わせ
ひとぱん工房が愛する“国産小麦のパン”と香り高いコーヒーの組み合わせは、多くの人にとって至福の時間ではないでしょうか。朝の目覚めにコーヒーの香りが加わると、気分がぐっと華やぎます。特にパン職人さんのこだわりが詰まった焼きたてパンと、新鮮なコーヒー豆で淹れたコーヒーのマリアージュは格別です。
以下のような組み合わせもおすすめです。
- バターたっぷりのクロワッサン × 深煎りコーヒー
バターのコクと香ばしい苦みが調和し、朝食に最適です。 - ふわふわ食パン × 中煎りのマイルドコーヒー
甘みのある食パンとコーヒーのほどよい酸味が相性抜群。パンをトーストしてバターを塗るとさらに絶品です。 - 菓子パン × 軽めのブレンドコーヒー
ショコラやクリームの甘みを引き立てるため、軽めの苦みがあるコーヒーを合わせると食べやすい味わいになります。
家庭でコーヒーを楽しむコツ
銀河コーヒーさんのように大型の焙煎機で高品質な豆を揃えるのは難しいとしても、家庭でも十分においしいコーヒーを楽しむことはできます。ここでは主婦の方にぜひ知ってほしい、家庭コーヒー術のポイントを整理します。
1. 豆はこまめに買う
コーヒー豆は鮮度が命。大量に買い込むと香りが飛んでしまうので、2週間程度で飲み切れる量を目安に買うのがおすすめです。保管は直射日光を避け、涼しく乾燥した場所で密閉容器に入れると香りを保ちやすくなります。
2. 挽きたてがベスト
ミルを使って挽きたての豆を淹れるだけで、香りが劇的に変わります。大がかりな電動ミルがなくても、ハンドミルでくるくる挽くのもひとつの楽しみ。ご家族で手分けして挽けば、朝の習慣がちょっとしたイベントになるかもしれません。
3. お湯の温度に気を配る
コーヒーを抽出するときのお湯は、沸騰直後の100℃より少し下げた90℃前後が理想的と言われています。温度が高すぎると豆の苦みが強く出やすく、低すぎると酸味や甘みが十分に引き出せません。温度計がない場合は、沸かしてから少し待つだけでもOK。こうしたちょっとした工夫で味がぐっと変わります。
4. 抽出時間を揃える
ドリッパーを使う場合、蒸らしの時間や注ぐスピードで味が変わります。蒸らしは20〜30秒を目安に少量のお湯を注ぎ、豆がぷっくり膨らむのを待ちましょう。その後、一定のリズムでお湯を注ぎ続けると、安定した味わいが得られます。
コーヒー焙煎の奥深さと魅力
今回見学した銀河コーヒーさんの焙煎機は、シンプルに言えば「フライパン焙煎の大型版」。しかし、その管理は単に火力と回転スピードだけでは済まされず、毎回微妙に変わる豆の状態や気温、湿度などを踏まえた職人芸が求められます。
動画の様子からは、新店舗の広い空間で焙煎機を慎重に温め、じっくりと豆の色合いを観察されている姿が印象的でした。同じ機械を使っても、職人によって仕上がりは全く違うのもコーヒーの面白いところです。
また、焙煎後の豆はすぐに冷却作業に移されていました。あの「回転しながら扇風機のような空気を当てて冷やす」装置も、コーヒー屋さんではおなじみです。熱をすばやく取ることで余熱による焦げ付きを防ぎ、本来の味を保つのに大切なプロセスです。
まとめ:パンとコーヒーの幸せをもっと身近に
コーヒーの焙煎は、意外にもシンプルな仕組みで成り立っていますが、そこには奥深い職人のこだわりや技術が詰まっています。銀河コーヒーさんの新しい店舗での大きな焙煎機は、見学するだけでも迫力満点で、豆が白から茶色に変化していく様子や香り立つ瞬間はまさに一種のアートと言えるでしょう。
そして何より、焼きたてのパンとの組み合わせは至上の贅沢。おいしい食事と香り豊かなコーヒーがあるだけで、日常がほんの少し特別に感じられます。もし興味があれば、お近くの焙煎店で見学をお願いしてみるのもいいかもしれません。実際の作業を見ると、いつも何気なく飲んでいるコーヒーへの愛着がぐっと増すはずです。
ぜひ、あなたの朝食やおやつの時間に、今回紹介したポイントを少し取り入れてみてください。ひとパン工房こだわりのパンと、銀河コーヒーさんの豆が織り成す香り高いひとときを、心ゆくまで堪能してみましょう。