ひとぱん工房 曽谷店、6年間の感謝を込めて閉店のご報告。そして東松戸への移転に向けた現在地と本音

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2026年1月18日、ひとぱん工房市川曽谷店は6年間の営業に幕を下ろしました。
最終日は開店から行列が絶えず、過去最大級の賑わいの中で完売終了となりました。
久しぶりに顔を見せてくださったお客様や、最後まで支えてくださった常連様への深い感謝を綴ります。
また、気になる東松戸の新店舗については、現在内装工事の準備段階であり、オープンは3月上旬から中旬を目指しています。
移転に向けた正直な現状と、これからの展望についてお伝えします。

曽谷での6年間に幕。完売で迎えた最終日

2026年1月18日、日曜日。ひとぱん工房市川曽谷店としての最後の営業が無事に終了いたしました。

まずは、この場を借りて心からの感謝をお伝えさせてください。
本当に、本当にありがとうございました。

最終営業日となったこの週末、お店には想像を遥かに超える数のお客様が足を運んでくださいました。
「最後だから」と駆けつけてくださった常連様はもちろん、ご新規のお客様も数多くいらっしゃいました。朝から途切れることのないレジの列、そして次々と旅立っていくパンたち。
私たちスタッフも、「とにかく作れるだけ作ろう!」と気合を入れて臨みましたが、焼き上がったそばからトレイが空になっていく光景は、まさに圧巻でした。

結果として、ほとんどの商品が完売。
パンがなくなった後の空っぽのショーケースや棚を見渡したとき、身体はボロボロで胸はいっぱいという、なんとも言えない達成感と寂しさが入り混じった感情に包まれました。

閉店後の静かになった店内で、スタッフみんなと「やりきったね」と笑い合えたこと。
それは私にとって、パン屋冥利に尽きる最高のフィナーレでした。

「偶然」が重なった再会。5年ぶりの常連様との奇跡

今回の閉店に際して、とても驚き、そして胸が熱くなる出来事がいくつもありました。

その一つが、かつての常連様たちとの再会です。
オープン当初によく来てくださっていたけれど、生活環境の変化などでここ数年は足が遠のいていたお客様たちが、まるで示し合わせたかのように来店してくださったのです。

「久しぶりにお店に行ってみようかなと思って」
「たまたま近くを通ったから」

そんなふうに仰るお客様の多くは、この日が「最終営業日」だということを知らずにいらしていました。
何も知らずにお店に来て、「えっ、今日で終わりなんですか!?」と驚かれる方々。
「虫の知らせ」とでも言うのでしょうか。
このタイミングで思い出していただき、最後に顔を合わせてご挨拶ができたことに、私は勝手ながら「ご縁」の強さを感じずにはいられませんでした。

6年前、市川市の曽谷という場所で、たまたま見つけた物件からスタートしたひとぱん工房。
ここは決して駅近の好立地ではありませんし、もともと知り合いが多かったわけでもありません。
それでも、こうして地域の皆様に認知され、「パン屋さん」として記憶の片隅に置いていただけていたこと。
それが何よりの財産だと改めて実感した最終日でした。

小さな工房から始まった「ひとぱん」の歩み

思い返せば2019年の12月、この場所でひとぱん工房は産声を上げました。

当時は右も左も分からず、手探りでのスタート。
「国産小麦100%のパンを届けたい」「子どもたちが安心して食べられるパンを作りたい」という想いだけを原動力に、小さなテーブル一つから販売を始めたことを今でも鮮明に覚えています。

最初の頃に来てくれていた小さなお子様が、いつの間にか小学生になっていたり。
「ここのパンなら子供が食べるんです」と嬉しそうに報告してくださるお母様がいたり。
お客様の家族の成長と共に、ひとぱん工房も少しずつ育てていただきました。

近隣の方々はもちろん、少し離れた方面からも足を運んでくださる方もいて、「次は東松戸に行くなら近くなるね!」と喜んでくださる声もあれば、「少し遠くなっちゃうけど、また行くね」と温かい言葉をかけてくださる方もいらっしゃいました。

場所は変わっても、この6年間で培った皆様との絆は、私たちの新しい店舗の土台となってくれるはずです。

東松戸・新店舗の現在地。「まだ何もない」からのスタート

さて、皆様が一番気になっているであろう、移転先「東松戸」の状況について正直にお話しします。

結論から申し上げますと……まだ「箱」の状態です!

先日、新店舗となる物件の中を見てきましたが、そこにあるのはコンクリートの壁と床だけ。いわゆる「スケルトン」の状態です。
ここから壁を作り、床を張り、厨房機器を搬入し、電気や水道を通す…まさにゼロからの店作りが始まります。

「3月オープン予定なのに、間に合うの?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんし、私自身も少しドキドキしています。
ですが、工事が始まってしまえば、私たち素人にできることはほとんどありません。
ここから先は、プロフェッショナルな職人さんたちの領域です。

今の私にできることは、職人さんたちを信じて、素敵な仕上がりを待つことのみ。
何もない無機質な空間が、職人さんの魔法のような技術で、温かいパンの香りが似合うお店へと変わっていく。その過程を想像するだけでワクワクします。

このブログを、もしかすると現場の職人さんが読んでくださっているかもしれませんね(笑)。
これから急ピッチでの作業になるかと思いますが、皆様の確かな技術と経験を心から信頼しております。私たちの新しい「家」となるお店を、どうぞよろしくお願いいたします!
素敵な仕上がりになることを、スタッフ一同、首を長くして楽しみに待っています。

迷いとワクワクの内装選び。DIY精神で挑む店づくり

現在は、急ピッチで内装の打ち合わせを進めています。
壁紙はどうするか、床の色は何色にするか、照明はどんなデザインにするか。
決めることは山のようにあります。

私はデザイナーではないので、サンプルを見ながら「こっちが良いかな?」「いや、あっちのほうが落ち着くかな?」と頭を抱える毎日です。
でも、この「悩み」こそが店作りの醍醐味でもあります。

曽谷のお店を作った時もそうでした。
できることは自分たちでやろうと、壁を塗ったり棚を取り付けたり、DIYで作り上げたお店でした。
今回の東松戸店でも、プロの手をお借りすべきところはお任せしつつ、自分たちの手で作り上げる温かみのようなものは残していきたいと考えています。

移転オープンの時期について

現時点での目標ですが、2026年3月の上旬から中旬頃のオープンを目指しています。

工事の進み具合によっては多少前後する可能性もございますが、春の訪れとともに、新しいひとぱん工房をお披露目できるよう全力を尽くします。
オープンの日が確定しましたら、すぐにブログやSNSでお知らせいたしますので、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。

これから約1ヶ月半、お店の営業はありませんが、私たちにとっては「充電期間」であり、同時に「最も忙しい準備期間」となります。
厨房機器の搬入や、新しい動線の確認、そして何より、新しいスタッフさんたちとのチーム作り。
やるべきことは山積みですが、皆様に「待っていてよかった!」と思っていただけるようなお店にするため、妥協せずに準備を進めていきます。

最後に

曽谷店での営業最終日、あるお客様が帰り際にこう言ってくださいました。
「ひとぱんさんのパンがあったから、週末が楽しみでした」

その言葉を聞いたとき、6年間の苦労がすべて報われたような気がしました。
私たちが作っていたのは、ただのパンではなく、誰かの日常の「楽しみ」や「幸せな時間」だったのだと、改めて気付かされました。

市川市曽谷という場所で、皆様に出会えたことは私の宝物です。
この地でいただいたたくさんの愛と応援を胸に、東松戸という新天地でも、変わらずに「国産小麦のパン」を焼き続けていきます。

少しの間、焼きたてのパンの香りをお届けできないのは寂しいですが、春にはパワーアップしたひとぱん工房で皆様をお迎えすることをお約束します。

これまでの6年間、本当にありがとうございました。
そして、これからも末長く、ひとぱん工房をよろしくお願いいたします。

東松戸で、笑顔でお会いしましょう!

\ 国産小麦のパンを全国へ /

ひとぱん工房の冷凍便

オンラインショップでは、店舗でしか味わえなかった手作りパンを「冷凍」でお届けいたします。
冷凍だからこそ、風味を極力逃さずに遠方の方でも焼きたてのような味わいをそのままにお楽しみいただけます。
お好きな時にオーブンやトースターで温めれば、国産小麦が香るふんわり食感をお家で再現可能です。

ABOUT ME
ひとぱん工房
ひとぱん工房
国産小麦100%のパン屋
国産小麦100%にこだわり、熊本と北海道から厳選した小麦を使用する「ひとぱん工房」は、毎週土曜と日曜日のみオープンする手作りパンのお店です。東京や大阪の有名店で10年以上修行を積んだ女性店長が、香り高い素材を引き立てるこだわりの製法で丁寧に焼き上げています。砂糖はミネラル豊富な鹿児島県産の粗糖、塩には沖縄県産のシママースを使用し、素材の旨みを最大限に引き出したパンをお届けします。小麦の豊かな風味とふんわりとした食感が特徴で、どれも素材本来の味わいを存分に感じられると思います。
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