国産小麦100％のパン屋さん

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2020.04.20

市川市ひとぱん工房

hitopan

ひとぱん工房

国産小麦100％のパン屋

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国産小麦100％にこだわり、熊本と北海道から厳選した小麦を使用する「ひとぱん工房」は、毎週土曜と日曜日のみオープンする手作りパンのお店です。東京や大阪の有名店で10年以上修行を積んだ女性店長が、香り高い素材を引き立てるこだわりの製法で丁寧に焼き上げています。砂糖はミネラル豊富な鹿児島県産の粗糖、塩には沖縄県産のシママースを使用し、素材の旨みを最大限に引き出したパンをお届けします。小麦の豊かな風味とふんわりとした食感が特徴で、どれも素材本来の味わいを存分に感じられると思います。

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お店に立っていると「ここのパンを食べるとホッとする」なんて、嬉しい言葉をいただくことがあります。
本当に、パン屋冥利に尽きます。ありがとうございます。

でも、その「いつも通り」の美味しさって、実はたくさんの「もしも」の備えの上に成り立っているのかもしれないなぁーなんて思うんです。

パン作りって、生き物相手みたいなところがあるんです。
同じレシピで作っても、その日の気温や湿度、粉の状態、酵母のご機嫌によって、全然違う表情を見せる。
だから、毎日が真剣勝負。
「今日はちょっと暑いから、温度を少し下げようかな」「粉がいつもより給水してる気がするから、少しだけ水分量を減らしてみようか」
…そんな風に、常に微調整が必要なんです。

これって、ある意味「最悪のシナリオ」を想定しているのと同じだなって思うんです。
「いつも通り」を過信しないで、「もし、今日がいつもと違う条件だったら？」って考える。
そうやって、ちょっとした変化の兆しを見逃さずに先回りして手を打つことで、結果的に「いつも通り」の美味しいパンが焼き上がる。

もちろん、パン作りだけじゃありません。お店の運営だってそうです。
例えば、人気の食ぱん。ありがたいことに、焼き上がるとすぐ売り切れてしまうことも多いのですが、「もし、予想以上にお客様がいらっしゃらなかったら？」ということも考えます。
だから、ただたくさん焼けばいいってものでもない。
ロスが出ないように、でも、お客様をがっかりさせてしまうことがないように、ギリギリのラインを見極める。
これも、ある意味ネガティブな想定ですよね。

昔、働いていたお店で、売れ残ったパンを大量に廃棄するのを見るのが、本当に辛かったんです。
心を込めて作ったパンが、誰にも食べられずに終わってしまうなんて…。
だから、ひとぱん工房では、できるだけロスを出さないように、でも、お客様に満足していただけるように、常に「もしも」を考えながらパンを焼いています。

「成功のイメージだけじゃダメなんだよ」って、自分に言い聞かせることもあります。
もちろん、たくさんのお客様に来ていただいて、パンが全部売り切れるのが理想！
でも、そこに到達するためには、「うまくいかなかった時」のこともちゃんと考えて、備えておく必要がある。
その地道な積み重ねが、結局は一番の近道なのかもしれません。

だから、私がちょっと心配そうに天気を気にしていたり、在庫を何度も確認していたりしても、「あ、また『もしも』の準備してるな」って、温かく見守ってくださいね（笑）。
今週も、たくさんの「もしも」を乗り越えて焼き上げたパンたちが、皆さまをお待ちしています。⁡
⁡
#国産小麦手作りパン屋
#国産小麦粉パン
#国産小麦粉100パーセント
#パン好きさんとつながりたい
#パン好きの人と繋がりたい
#ぱんすたぐらむ
#ひとぱん工房

私がひとぱん工房をはじめる前には、正直「完璧な準備をしてから」でもいいかな、なんて思ってたんです。
でも実際は、そんなふうに考えていたら、なかなか行動に移せないし、気づけばどんどん日が過ぎてしまう。
たとえば私が店舗を持つと決めたときも、「もっと資金を貯めてから」とか「もっと確実に技術を身につけてから」とか、いくらでも理由を挙げることができました。
でも、踏み出さない限り、次の景色は見えないんですよね。

やっと勇気を出して行動に移したとき、最初は不安でいっぱいでした。
実は、お客様が全然来てくれないような夢を何度も見たんですよ。
でも、なんとなく「私は大丈夫」と自分に言い聞かせて、陳列のデザインを考えたり、新メニューを考えたり...
そうして少しずつ前に進んでいったら、一つひとつ学びが増えて、自信というより確かな手応えが育っていきました。

「コツコツ努力する人は必ずしも成功するわけじゃない」というのは、自分自身が痛感しています。
朝早くから夜中まで材料を仕込んで、試作を繰り返しても、「努力の方向」がズレていたら成果って出ないんですよね。
私も、パンに合わない食材を無理に合わせてみたり、お客様の好みをリサーチしないままメニュー開発したりして、何度も空回りしました。
いつも全力だったのに「どうしてうまくいかないんだろう」って、自信を失いかけたときもあります。

でも、そこで投げ出さずに「どうすればいいか」を探り続けるのが大事なんだと気づきました。
自分の想いだけで突っ走らず、試作を繰り返して、スタッフやお客様の声を直接聞いたり。
そんなふうに努力の方向を軌道修正していくことで、「美味しい！」「また来たい！」という声に出会えたんです。

準備はもちろん大切です。
だけど、一歩を踏み出すことをためらっていたら、そこから先の経験は一生積めないまま。
自信は、行動する中でしか育っていかないんだなと、ひとぱん工房を通じて実感しました。
もし今、迷っていることがあったら、最初は「根拠のない自信」でもいいから、どうか踏み出してみてください。
そうすればいつか、胸を張って「これなら大丈夫」と言える日がきっときます。⁡
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#ひとぱん工房

パン職人として働き始めた頃は、壁にぶつかると「もう無理だ」「ここまでだ」と妥協してしまうことが何度もありました。
真夜中から仕込みを始めて、一日中粉まみれ。うまく焼けない日もあれば、お客様から辛辣な言葉をもらうことだってある。
そうしたときは、どうしても「ここまで努力してダメなら仕方ない」と思ってしまうんです。

でも、ある日ふと、「もう少しだけ粘ってみよう」と思い立ちました。
それは、昔フレンチレストランでまかないを作っていたころの、シェフの言葉が頭をよぎったからです。
「君はここで頑張った分だけ、きっと次のステージに行けるよ」と。
その言葉のとおり、一歩踏ん張るたびに見える風景は違いました。
いつしか、ただの“頑張る”ではなく、“挑戦する楽しさ”を感じられるようになったのです。

パン生地って、本当に素直で嘘がつけないんです。
ちゃんと気温や湿度を見極めて仕込んだ日は、いきいきとした生地が育ちます。
逆に「疲れたし、今日はちょっといい加減で」と思えば、やっぱりそのいい加減さがおいしくないパンになって返ってくるんです。
そんな姿を見ていると、妥協の怖さをひしひしと感じます。

もちろん、私だって疲れるときはありますし、「今日のパンもうまく焼けなかったな」と落ち込むこともあります。
それでも、このパンが誰かの朝食を彩り、元気の源になってくれるかもしれないと思うと、不思議と力が湧いてくるんです。
新しいパンを開発するときも同じで、何度も試作しては失敗し、でも最後には「あ、これかもしれない！」という瞬間に出会える。
その瞬間があるからこそ、限界をもうひと押し超えた先に次の扉が見えてくるんだと思います。

「ひとぱん工房」を立ち上げてからは、お客様と直接やりとりする機会も増えました。
「おいしかったよ」「前に買ったあのパンまた作ってね」そう言ってもらえると、私の中で小さな炎がさらに大きく燃え上がります。
「よし、もっと喜んでもらうために、あともう少し工夫してみよう」──小さな挑戦の連続が、私のパンに深みを与えてくれる気がするんです。
だからこそ、途中で諦めてしまうのは本当にもったいないと感じます。

限界の向こう側で待っている新しい景色は、一歩踏み出さないと絶対に見えません。
だからこそ、いま壁にぶつかっている方がいたら、一度その壁を「乗り越えてやる！」くらいの勢いで向かってみてほしいんです。
人生って意外と、もう一歩粘った先に素敵な扉が開くものなんじゃないかな、と私は思います。⁡
⁡
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4月の営業日のお知らせ（赤丸が営業日です）

23日（水）は、16:00より東松戸アルフレンテ1階にてイベント出店します。

「今はこういうパンが流行っているから、トレンドに合わせて新商品を開発しよう」
——パン屋を始めた頃は、私もよくそう考えていました。
もちろん商売としては間違っていないし、市場リサーチって大事ですよね。
でも、実際に作ってみてもしっくり来ないことが多々あったんです。
試作はうまくいくのに、いざお店に並べると自分の情熱が入っていないせいか、お客さまの反応もいまひとつ。
売れないわけじゃないけど、「これでいいのかな」という違和感が残るんです。

ある日、「もうちょっと自分の好きなように作ってみよう」と思い立ったんです。
確かに市場の情報やトレンドは無視できません。
でも、それだけに振り回されていると自分のパン屋であるはずなのに、自分らしさが見えなくなってくる。
私がパンを好きになったのは、ただ「国産小麦のパンが美味しい」「お客さまがパンを見て喜んでいる姿が嬉しい」という純粋な気持ちからでした。
それを思い出してから、自分が本当に好きだったレシピをもとに、作りたいパンを作ってみたんです。
素材選びから焼き方、パンの形に至るまで自分の「好き」を散りばめたら、なんだか不思議な集中力が湧いてきました。

そうして改めて「自分の好き」に向き合ったとき、自家製のカスタードやカレーのフィリングにも力を入れ始めたんです。
よくパン屋では既製品のカスタードを使用しますが、正直常温で日持ちしてしまうカスタードはお店では使いたくありませんでした。
当店のカスタードは、新鮮な卵をふんだんに使い、牛乳と粗糖で優しく炊き上げるのがポイント。
焦がさないように木べらでかき混ぜながら、とろりとした食感になるまでじっくり火を通します。
カレーのフィリングは玉ねぎをしっかり飴色になるまで炒めるところからスタート。
そこへスパイスを加えて風味を引き立てると、スパイスとお肉の旨みが溶け込んだ、コクのあるカレーができあがるんです。
どちらも手間ひまはかかるけど、作っている間は「もっと美味しくしたい」という気持ちが勝手に湧いてきて、つい時間を忘れてしまいます。

実際にお店に並べてみると、クリームぱんやカレーぱんは「こういうのが食べたかった」と喜んでくださるお客さまが増えてきました。
流行りのパンではないのに「この優しい甘さと香りがたまらない」「子どももこのパンだとよく食べてくれる」といった声をいただくと、こちらまで嬉しくなります。
誰かに言われなくても「もっと味を良くしたい」「次はこんなアレンジを試してみたい」というアイデアが、いくらでも湧いてくるんですよね。
まるで子どもが遊びに夢中になるみたいに。笑

もちろん商売だから、数字はとても大切ですし、ちゃんと利益を出さなければ続けていけません。
でも、ビジネスの計画を立てるときに「やらされている」と感じると、どこかで息切れしてしまう。
逆に、自分の内側から「やりたい！」「好き！」と思えることなら、多少の苦労も自然と乗り越えられる気がします。
そんな思いで、これからも“ひとぱん工房”を私らしく切り盛りしていきたいです。⁡
⁡

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私自身も昔から心配性で、パン職人としての歩みを始めた頃は「うまく生地がまとまらなかったらどうしよう」「お客さまに喜ばれなかったらどうしよう」と、不安の種を数えあげたらキリがありませんでした。
朝、パン生地が思うように発酵しなかったらどうしよう...
オーブンの温度管理を失敗したらどうしよう...
そんな思いが頭をぐるぐると回って、なかなか前に進めなかった時期があります。

でも、実際にやってみると、その大半は「ただの取り越し苦労」だったことに気づかされました。
もちろん失敗することだってあるし、実際に不安が的中してしまうこともあります。
でも、失敗した時はそこから学び、次に同じことを繰り返さないようにするチャンスでもあるんですよね。
むしろ失敗によって「やり方を変えてみよう」「もっとこうしたらいいんじゃないか」とプラスの発想につながることのほうが多いんです。

実は、パンの仕込みで失敗したある日のこと。
生地が固くなりすぎて全然ふくらまなかったんです。
あのときは、お客さまに出せるようなクオリティにならず、一日落ち込んでしまいました。
でも、そのあと配合の仕方や発酵時間を見直してみたら、今までよりも軽く口どけの良いパンが焼きあがったんです。
私にとっては、心配していたことがいったんは現実になったけれど、そこで終わりではなく、改良を重ねた結果、新しい発見につながりました。

こうして振り返ってみると、大きく構えているよりも、まずはやってみることで「いま起こっていること」に集中できるようになりました。
心配や不安は全部なくすことはできないけれど、「心配の85％以上は起こらない」と言われています。
これを知っているだけで少し心は軽くなりますよね。
みなさんももし何かに挑戦するときに不安を抱えていたら、「起こらないかもしれない心配」を手放して、まずは一歩踏み出してみてください。
小さな一歩が、きっと先の大きな可能性を連れてきてくれると思います。⁡
⁡
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